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SEO歴15年のベテランに聞いた、意外と知らないSEOの世界1/2

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この記事を読んで下さっている方の中には、会社のホームページやECサイトを運営している方も多くいらっしゃると思います。
皆様、運営の大きな流れは、マーケティング調査→コンテンツ制作→集客対策→効果分析→改善計画
といった感じで、各項目に注力する度合はそれぞれでしょう。

その中で、集客対策にはどの程度注力されていますか?
特にSEO対策は、自社で対策しようにも社内に詳しい人がいなかったり、自分で勉強しようにも解説書が頭に入って来なかったり、と思ったように進まないものです。

「キーワード対策だけでなく、ブランディングや、コンテンツとビジネスのマッチングなど、SEO対策に必要な視点はたくさんあります。」
と語るのは、SEOのエキスパートである株式会社デブリの柏崎氏。インターネットの黎明期より活躍し、その変遷を目の当たりにされてきた、SEO業界に携わって15年のベテランです。

そもそも、SEOがどんなものかもよく分からない、、、というのは私だけではないはず、という思いから、取材を通じて、業者を選ぶポイントや、発注時に考えるべきポイントなどを伺い、SEOに対するハードルを下げてしまおうと思います!

1.どんなきかっけでSEO業界に?

Google の動きが何となく予測出来た

学生時代はプログラミングを専攻したので、ハードウェアの動作指示などを学んでいました。
その関係で、プログラマ、システムエンジニアを目指して2000年頃にWeb業界に入り、様々なシステム開発案件に携わってきました。

初めは検索システムの開発のほか、プログラムに与えた指示(文字や文章)について、どういったロジックで結果を出すかを考えるプログラミングの仕事に従事しました。
その過程において、「もしかしたらGoogleやYahoo!の検索エンジンもこういった考え方で結果を出しているのではないか?」と興味や疑問をもちはじめ、システム開発事業の合間にSEO対策もおこなうようになりました。それがSEOに携わるようになったきっかけです。ハードウェアの制御を行うプログラミングの場合は、動作条件などがもっと複雑に絡み合いますから、SEO自体に難しさはあまり感じなかったです。

―なるほど、機械への動作指示に比べたら、知りたいワードに答えを引っぱってきてあげるぐらい簡単、というのも頷けます。その後はどんなお仕事をされたのですか?

いつの間にか得たSEOノウハウ

その後退職し、医療系の薬剤輸入代行をメインとする会社を立ち上げました。サイト上で受注する一方、色々なお客様と関わることもあり、ひょんな事から当時ホットワードになり始めていたSEO対策へのご要望が増えてきました。前職での経験を活かし、SEO対策を進めるうちに、ノウハウ提供や対策がメイン事業となり、今日に至ります。

―プログラミングの経験が、自然とSEOのノウハウを積むベースになったのですね。現在はSEOのアルゴリズムが複雑化し、Google社内の方でもその中身は分からないと言われていますが、SEO業界ではどんな変化が起きていますか?

2.SEO業界の近況は、、、

SEO業界の需要は複雑化、質を求められる時代に

一時期より業者自体(主に大手)は衰退したように見受けられますが、SEO業界自体は変わらずに熱い状況かと思います。
SNS等がブームとなっていて、昔のような検索エンジン一辺倒な情報収集の形ではなくなりましたが、やはり最終的な購入や予約等はGoogle等の検索エンジンを使って、確定・決定する流れは残っていると思います。

―確かに、導線、というかコンバージョンに至るきっかけというのは、多様化していますね。当然、SEO対策は複雑化しますよね。

そうですね。SEO対策自体もGoogleの人工知能導入や、進化したアルゴリズムの影響で、ただページ内にキーワードを多く埋めるような対策や、レンタルブログ等を用いて外部にサイトを大量に作り、手当たり次第に該当サイトへリンクを貼るような手段では効果がなくなりました。

そういった意味で、新しいSEO対策は以前より手間がかかり、更にエンドユーザーの事を考えた内容が必要になった分、対応出来る高スキルの人材が限られてしまった、というのが現状です。また前述のようなキーワードの量や外部リンクの量産など、ルーチンワークに頼っていた大手の会社が少なくなってきています。大手であればあるほど、そうしたテンプレート化したSEO対策しかおこなえないので少数精鋭の部隊が力を発揮していると感じています。

3.知っておきたい業界事情

複雑化したSEOの弊害

最近では安易に安いSEO業者に依頼した結果、Googleからペナルティを課された、という案件を多々見かけます。

―ペナルティを課された場合、まずはペナルティ解除からスタートしなくてはならないということですよね?安易な施策によって、むしろマイナスとなってしまう場合を考えると、SEO対策を躊躇してしまいそうです。どんなSEO業者に頼めばいいのか判断が難しいですね。

実はそうした事例こそ、SEO業者が怪しいというレッテルが貼られる要因かもしれません。分かりやすくまとめるとこんな感じではないでしょうか?

SEO対策業者が怪しいと思われる要因

  1. 明確な運用ルールが無い
    (Ex. Googleのアルゴリズムが解明不可) → やってみないと分からない。
  2. アルゴリズムが変化するサイクルが早く、完全には追いきれない。
    (Ex.時事ネタワードの急上昇 → 人間の対応では追いきれない。)
  3. 納品物も無く、成果がでないこともしばしば → 実は何もやっていないのでは?と思われる。

ということです。

―なるほど、確かに成果が目に見えて出るとは言い切れない、しかも何をしているのかも不明だったとしたら、怪しいと思われてしまうかもしれません。
では、どうすれば理想的なSEO業者を捜し当てることが可能になるんでしょうか?Googleさんにペナルティを課されるなんて、絶対に避けたいっっ

・・・・ということで次回!

  • SEO業者さんの実情
  • 悪徳業者を見分けるポイント
  • などなど

インタビューは引き続き菊池が担当いたします。
9月後半のアップをお楽しみに!

取締役 柏崎剛氏

SEO対策をメインとする、Webサイトコンサルティングを手掛ける株式会社デブリの取締役。サイトの趣向やコンテンツ内容に合った内部・外部の最適化によって、検索エンジンに好まれる対策方針をとっています。最新のアルゴリズムにとらわれない、自然で効果的な対策に基づき、着実にニーズに応えるエキスパートです。

詳しいSEO対策内容は成果重視型Naturalize SEOをご覧ください。
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この記事を書いた人
Livewire 編集部Livewire 編集部
Web、マーケティングに携わる方々へのインタビューを通して、ビジネスの背景やお考えをご紹介します。今後は、他の分野にも取材先を広げていく予定です!
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