リスティング運用者は必ず知っておくべき、6つの「広告表示オプション」

リスティング広告には広告文の他にも、商材について詳細に記載出来る機能などがあります。それが広告表示オプションです。
全て設定すればいい!というわけではないので、商材の種類や目的によって、使い分けられるようにしっかりと機能を理解しましょう。
目次
① サイトリンク表示オプション
サイトリンクとは、リスティング広告のプレミアムポジション(Yahoo!スポンサードサーチ:4位以上、GoogleAdwords:3位以上)に掲載された際、広告下部に広告文とは別に情報を載せることができる機能です。
サイトリンクオプションを設定することのメリットは、広告文だけでは説明しきれなかった情報を掲載することが出来ます。
そのため、ユーザーはより細かい情報を知ることができるので、その広告はクリックされやすくなります。
更に、検索結果を表示させたときの画面の占有率が上がります。
極端に言うと、サイトリンクオプションを6つくらい設定すれば、ファーストページビューをほぼ埋め尽くします。
また、サイトリンク表示オプションでユーザーがクリックをしやすくなる、ということはクリック率が上がるということです。そうすると、「ユーザーにとって有益な広告である」と媒体に判断され、品質スコア(品質インデックス)も上がります。
当然、品質スコアが上がれば、低クリック単価になりますよね。
ここまで聞けば、やらない理由がないですね。
② 電話番号表示オプション(Yahoo!では電話番号オプション)
電話番号表示オプションとは、リスティング広告に表示される電話番号の事です。
店舗や企業に直接電話をかけることが出来るので、「いますぐ電話をしたい!」という鍵や水道のトラブルなどの場合は非常に効果的でしょう。
また、商材が飲食店の場合は予約のために電話番号を探しているユーザーも多いので効果があります。
ネット上での申し込みより電話での問い合わせが多い商材であるなら、オススメのオプションです。
③ 住所表示オプション(Googleのみ)
Google AdWordsでは、Googleマイビジネスアカウントで住所を登録することで、下記のように、リスティング広告と一緒に住所が表示されるよう設定することが出来ます。
住所を表示させることでのメリットは、ユーザーが住所をクリックすると、その場所の地図、その場所までの距離が表示されます。
また、サイトリンクオプションと同様に広告の画面占有率が増えるので、クリック率も上がります。
Googleマイビジネスに営業時間を登録すれば、営業時間も表示されます。
ただ、気をつけてほしい点があります。
住所をクリックした場合はサイトには遷移しませんが、課金されます。
そのため、来店促進・店舗購入をゴールとする実店舗型の商材には住所表示オプションは有効ですが、その他の商材では一度検討してから設定することをおすすめします。
④ レビュー表示オプション(Googleのみ/PCのみ)
レビュー表示オプションは、信頼性の高い第三者のサイトに記載されている、自社商材へのレビューを広告として掲載できるオプションです。
レビューのリンクをクリックした場合はサードパーティーのサイトへ遷移し、課金もされません。
広告表示オプションの中でも審査基準が厳しいので、設定する際は規定を再度確認しましょう。
⑤ コールアウトオプション(Googleのみ)
コールアウト表示オプションとは、通常の広告文の下に、複数のキャッチフレーズを載せられる機能です。
リンクを設定することは出来ないので、あくまで広告文の補足になりますが、商材についてより詳細に記載出来るので、サイトリンクオプション同様にクリック率の向上が期待出来ます。
コールアウトはあくまでキャッチフレーズなので、短い文が効果的です。
半角25文字以内(全角12文字以内)という文字数制限がありますが、なるべく短くしましょう。また、いつでも変更や修正が出来るので、一時的なキャンペーンなどを打ち出す際は設定すると良いでしょう。
⑥ アプリリンク表示オプション(Googleのみ/SPのみ)
アプリストアへのリンクを追加することができます。
その名の通り、AndroidやiOSでアプリを展開している商材の場合は効果的です。
住所表示オプションと同様にアプリストアへのリンクをクリックした場合はサイトにはアプリストアへ遷移し、課金されます。
まとめ
リスティング広告の広告文は短く、訴求できることが少ない!と思う方もいるかもしれません。しかし、広告表示オプションをきちんと設定すれば、より細かく商材について説明することもできますし、ユーザーのニーズにも合った広告が表示されるようにもできます。
どれも簡単に設定出来るので、効果を上げるために是非設定してみてください。