引越し業界Web担当者必見!引越しシーズンのちょっと前にはアドネットワーク「YDN」を活用しよう

凍てつくような寒さから解放され、暖かな日差しが降り注ぐ…。春がやってきますね。春といえば、進学・就職・転勤など1年で一番移動の多い時期。そしてこの時期最も忙しい業界のひとつが、引越し業界ではないでしょうか。
「引越難民」というキーワードがニュースを賑わすほど大忙しの業界なので、もしかしたら無用の長物となる記事かもしれません、とはいえこの業界のWeb担当者の中には、「Web広告を活用して1人でも多くのお客様に自社を利用してもらいたい!でも、どのように広告をプランニングすべきか迷っている…。」という方もいらっしゃる、、、はず。
そんなこの時にオススメしたいのが「Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)」です。
なぜYDNがオススメなの?
なぜYDNなのか、、それはズバリ「サーチターゲティング」が使えること、がポイントだからです。
Yahoo! JAPANは、2018年3月に検索数の上昇が予想されるキーワードを発表しています。
YAHOO!JAPANプロモーション広告 2018年3月に検索されるキーワードとは?
こちらをご覧いただくとわかるように、「引越し 単身 安い」や「引越し 準備」など、引越しについてのキーワード検索が上昇すると予想されています。
もちろん業界に携わる方ならご存知の通り、この時期は繁忙期に当たるので世の中の検索数は大幅に伸びます。
ここでリスティング広告を実施するのはセオリーですが、検索履歴に基づいたターゲティングができるYDNのサーチターゲティングも効果的なんですよ。
<特長その1>
CPCを比較的抑えられる
繁忙期需要とともにCVRも上昇しやすい時期、リスティング広告は特に競合性が高くなる一方、YDNはそれよりは比較的CPCを安価に抑えることができます(年度末なので、いつもよりは相場は上がりますが)。
<特長その2>
ターゲティング精度が高い
Yahoo!の検索履歴に基づいているため、ターゲティング精度が高いことは特筆すべき点です。GDNでは純粋な検索履歴ターゲティングはできませんし、DSPはIMPが出にくい傾向があり予算を割り当てにくいです。
また、リスティング広告が『今』検索しているユーザーに対しリーチできるのに対し、サーチターゲティングは『過去』に検索したユーザーに広告を表示します。併用することで重点的なプロモーションが可能になります。
弊社でも、予算が増えるものの実施はいつもの「リスティング広告とリターゲティング」というクライアントを多く目にしているので、ぜひこのようなタイミングでトライすべきと考えています。
実際に配信してみよう
YDNの管理画面にて「ツール」から「サーチキーワードリスト管理」に進み、設定するキーワードを編集。広告グループのターゲティングにセットするだけでOKです。
例えば「引っ越し」と入れると「引越し やること」や「引越し 見積もり」など、使用できるサーチキーワード候補が表示されるので、そちらを選択します。他にも「新生活」などの間接的なキーワードも有効です。
キーワード選定はリスティング広告の感覚でOKですが、このようにYDNでは自分で自由に掛け合わせたキーワードを登録することはできないので、注意してください。
また、検索回数や日数の詳細設定も可能です。
引越しは2~3月の間に検討期間を終えてしまうことが殆どですので、日数を「30日以内」や「14日以内」に設定すると、CVRが上がりにくくなります。複数の広告グループを作成し、検索履歴の短い期間および検索回数が多いグループほど入札を上げておくようにすると獲得効率が上がります。
(例)
「有効期限:1日以内」&「検索回数:3回以上」⇒入札価格:150円
「有効期限:3日以内」&「検索回数:2回以上」⇒入札価格:100円
「有効期限:7日以内」&「検索回数:1回以上」⇒入札価格: 75円
ちょっと応用編(他セグメントとの掛け合わせ)
ターゲティングを絞り、訴求(クリエイティブ)を合わせるとより効果的です。
(例1)「学生向けの広告」
年齢17-18歳とのターゲティング掛け合わせ
学生向けであることを全面に出したバナーがよいでしょう。また学生向けなので、安価であることを強調できたらベストです。
(例2)「女性向けの広告」
性別(女性)とのターゲティング掛け合わせ
女性ターゲットであれば、安心を訴求する内容(女性スタッフで行う、作業をすべてお任せできて自分は何もしなくてもいい等…)にすると良いでしょう。
まとめ
顕在層へのアプローチは検索連動型広告と考えがちですが、アドネットワークの機能をうまく使うことで、検索連動型広告よりもターゲティング毎により細かくアプローチすることが可能です。
また、各ターゲットに合わせた細かな設定ができるのもYDNの魅力のひとつなので、ユーザーに「この広告、私が探していたものだ!」と思ってもらえるようなクリエイティブを使用し、検索連動型広告との差別化をはかりましょう。
季節ごとに変わるトレンド検索ワードをうまく活用し、YDNのサーチターゲティングをぜひ試してみてくださいね。