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ライティング初心者が良いブログ記事を書くための4つの基本ステップ

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ライティング初心者が良いブログ記事を書くための4つの基本ステップ

この記事はブログ記事を書くステップについての解説です。
 
記事を書くのに時間がかかる・・・
書いたはいいけど、記事の内容がうまくまとまらない・・・
記事の質を高めたい・・・
 
などを解決するために役立ちます。
 
記事の中身をどういうものにしたらいいか?については、下記の記事を読んでください。
参考:Webライティング初心者が絶対意識すべき3つのポイント

STEP1. 記事のターゲットと目的を設定する

「記事のターゲットと目的」とは、簡単に言えば「誰に何を伝えて、どうなって(思って)もらうか」です。
これはとても重要です。
記事を書く上で、最初から最後まで意識し続けなければいけません。
 
例えば、今みなさんが読まれているこの記事のターゲットと目的は、以下のようになります。
 
“ライティング初心者で、コンテンツマーケティングのためにブログ記事を書かなければいけないが、内容がうまくまとまらなくて困っている人に、基本的な記事の書き方のステップを伝えて、スムーズに、質の高い記事を書けるようになってもらう”
 
すべての記事で、このような「ターゲットと目的」の設定が必要です。
目的は、「おもしろいと思ってもらう」や「知ってもらう」でもかまいません。
 
そして、「ターゲットと目的」は文章の最初から最後まで一貫している必要がありますし、文章の構成や言葉選びまで、すべての基準となります。
最後まで忘れないように必ず意識しつづけましょう。

ターゲットの決め方

企業のブログで考えた場合、ターゲットはあなたの会社のお客様となり得る人(またはそういった企業に勤める人など)です。
 
あなた自身がそういったお客様に会ったことがあるなら、その人を思い浮かべてみるといいでしょう。
お客様に会う機会がない人は、お客様と頻繁に会っている同僚に聞いたりして、その人が困っていることや興味のあることを想像してみましょう。
 
自分の周りにターゲットに近い人物がいる場合は、その人を思い浮かべるのもいいですし、自分自身をターゲットとすることもできます。
その人の背景まで想像できる人物をターゲットとするのが理想的です。
 
例えばこの記事であれば、「ライティング初心者」がターゲットですが、背景を掘り下げると以下のようになります。
 
“その人の勤める会社では、コンテンツマーケティングに取り組み始めたが、コストを抑えるため、プロのライターには記事を発注せず、社員が記事を書いている。
その人はライティング初心者だし、苦し紛れに何本かの記事を書いてみたが、どう書けばいいのか?どんな記事を書けばいいのか?いまいちピンときていないし、書いた記事へのアクセスもほぼない。
このままではせっかく時間をかけて記事を書いても、何の意味もなく終わってしまうと感じ、とりあえず「ライティング 基本」と検索してこの記事にたどり着いた”

 
こんな方です。
私自身がまさにこの状況を経験したことがあるため、そういった方をターゲットと設定しました。
 
そして、この状況にある方(会社)であれば、社内のリソースが足りなくなったときや、コンテンツマーケティングの成長に課題を感じられたときに弊社のお客様となっていただける可能性が考えられる。
 
といった具合です。
 
具体的な人物がどうしても思い当たらない場合は、もう少しアバウトでもかまいませんので、(「中小企業に勤めるライティング初心者」など)必ずターゲットは設定しましょう。

STEP2. 下書き(伝えるべきことを書き出す)

「ターゲットと目的」が決定したら、さっそく下書きに入ります。
ここでいう「下書き」とは、あまり深く考えずに、目的のために伝えるべきことを、思いついた順番ですべて書くイメージです。
ちゃんと伝わっているか?は一旦無視して、思ったままに書きましょう。
説明の順番や、細かい表現などはめちゃくちゃになる可能性がありますが、自分が分かれば大丈夫です。
 
ただし、「ターゲットと目的」だけは必ず意識から外さないようにしましょう。
「誰に何を伝えるか」の部分だけ意識して、「どう伝えるか」は無視して書きましょう。
「どう伝えるか」は伝えるべきことがすべて出揃ったら、次のステップで整理していきます。
 
※多少は整理しながら書く方がいい
本当にすべて思いついた順に書くと、後で整理するのが大変なので、伝える順番などは、ある程度は整理しながら書けると、よりいいです。(特に見直しなどはしなくても違和感を感じる箇所だけでOK)
また、仮のタイトルや見出しをつけておくと、だいたいまとまるかと思います。

 
参考:今、読んでいただいているこの記事の下書き原稿(PDF)

STEP3. 清書(しっかり伝わるように文章を整理する)

STEP2では「何を伝えるか」を書き出したので、ここでは「どう伝えるか」を考えましょう。
読む人の気持ちになって考えることが重要です。
 
また、ここでも「ターゲットと目的」は常に意識しましょう。整理しながら、ターゲットにふさわしくない表現や、目的と関係ない文章などを見つけたら、変更・削除することを考えましょう。
 
下記の項目をチェックしながらSTEP2の文章を整理していきます。

  1. 見出し
  2. 見出しの順番
  3. 文章の表現
  4. 記事タイトル

順番に説明します。

1.見出し

この章でいうと、
 
「STEP3. 清書(しっかり伝わるように文章を整理する)」が大見出し
「1.見出し」は小見出しです。
 
これらの見出しが、分かりやすく書かれているかを確認しましょう。
 
わかりやすいかどうかの基準は、
“見出しを見れば、その章で何について書かれているかすぐにわかること” です。
 
特にWeb上の文章では、流し読みされることが基本です。
ぱっとみて何が書かれているか瞬時に理解できないと、その章はスルーされてしまいます。
また、必要に応じて見出しを追加する場合もあります。
 
※見出しに検索してほしいキーワードを入れるといい
見出しに入っているキーワードは検索エンジンに重要視されるため、そのキーワードで検索されたときに上位に表示されやすくなります。
見出しにキーワードを入れる余地があるかどうか検討してみましょう。
ただし、キーワードを入れることで少しでも言葉が不自然になるような場合は逆効果となるため、入れるのをやめましょう。

2.見出しの順番

伝えたいことを伝えるために最適な順番になっているかを確認してください。
ターゲットに対して「この話は先にしておいたほうが分かりやすいだろう」などがあれば、順番を入れ替えましょう。

3.文章の表現

STEP2で作成した文書は、おそらく「言いたいこと言ってるだけ」の文章になっているでしょう。
これを、しっかりと伝えるための文章に書き換えます。
より伝わりやすく言い回しを変えたり、表現の統一、誤字・脱字なども同時にチェックしていきましょう。
 
表現のテクニックに関してはここでは説明しませんが、伝えるために最低限意識すべきポイントに関しては、下記の記事で解説している「記事作成のポイント② 人が読みやすい表現で書く」を参考にしてください。
参考:Webライティング初心者が絶対意識すべき3つのポイント

4.記事タイトル

タイトルとは、この記事の「ライティング初心者が良いブログ記事を書くための4つの基本ステップ」にあたる部分です。
文章全体を綺麗にしたら、最後にもう一度タイトルを見直しましょう。
 
タイトルを見直すの基準は、
“その記事が何について書かれているかすぐにわかること”
”その記事を読めば、どんなメリットが得られるか想像できること”
“キーワードが入っていること”
“64文字以内”
です。
 
記事のタイトルには必ずキーワードを入れましょう。
この記事のタイトルは、「ライティング 初心者」や「ライティング 基本」などのキーワードに対応しています。
 
64文字以内というのは、Googleの検索結果に表示される文字数です。
 
記事のタイトルは、検索されたあと一番最初にユーザーの目に入り、クリックされるかどうかが決まるものです。少し時間をかけてでも、上記の基準を満たすタイトルをつけましょう。

STEP4. 最終チェック

記事が綺麗にまとまったら最後にもう一度、下記の項目を見直しましょう。

  • STEP3と同じ項目を今一度確認する
  • ターゲットに合わせた文章表現になっているか
  • 目的を達成できる内容になっているか

ここでも、もっとも大事なのは「ターゲットと目的」です。
ターゲットの立場になって考えたときに
 
この言葉はスムーズに頭に入ってくるか?
これについてはもっと説明が必要なのではないか?
このことについては長々と説明しなくても知っているのではないか?
 
など、疑問を持ちながらチェックしていきましょう。
 
そして、目的が達成できて、ターゲットが本当に満足できるかどうか?を考えましょう。
 
時間に余裕がある場合は、記事を書いてから1~3日後にもう一度上記の項目を見直してください。
時間を置くことで、客観的に記事を読むことができるため、書いた後すぐには感じられなかった違和感などを冷静に感じることができます。
また、他の人に頼んで読んでもらうのもいいでしょう。

まとめ

以上が良いブログ記事を書くための4ステップです。
この記事では細かいテクニック等には触れていないため、各自で必要なことを学びながら、この手順に沿って記事を書いていきましょう。
 
記事を書くには多くの時間と労力が必要ですが、「ターゲットと目的」がはっきりしない記事はほぼ、誰にも読まれません。
逆に言えば、「ターゲットと目的」さえ明確にすれば、記事の質を大幅に改善できる可能性があります。
 
せっかく時間をかけて何本も記事を書き、作り上げたブログメディアが誰にも読まれないまま閉鎖に追い込まれることを考えると震えますよね。
記事をたくさん書けば書くほど引っ込みがつかなくなるし、失うものも大きくなります。
 
そうならないためにも、「ターゲットと目的」は明確にし、4つのステップを実践することで、よりスムーズに、質の高い記事を書けるようにトレーニングしてください。

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この記事を書いた人
Livewire 編集部Livewire 編集部
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