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「なかなかクリックされない…リスティング広告のどういう広告文ならクリックされやすいの?」

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皆さんはリスティング広告の広告文はどのように作成しているでしょうか。プロモーション対象の訴求ポイントや強みを入れるのは当たり前かもしれませんが、言い回しなどはWebサイトから引用したりしてそのまま何てことありませんか。それだけではユーザーが数ある競合の中から自社の広告をクリックしてくれる可能性は高まりませんよ。

広告文を見直し、より効果的な広告文を作成することでクリック率が上がり、広告の質も上がり、最終的にはクリック単価を下げることが出来ます。

でははてして、よりクリックされやすい広告文とはどのようなものでしょうか。

今回はホテルの検索・予約サイトを例に「リスティング広告の効果的な広告文」について考えたいと思います。

①ユーザーの気持ちになって考えよう

広告文を考える際は、なによりユーザーの気持ちになって考えることが一番です。

自分がこのキーワードを検索したら、「どういう文言が入っていればクリックするかな?」と想像してみてください。またターゲットが20代女性の商材であれば、堅苦しい文章より、キャッチーで簡単な言葉の方が親しみやすいですよね。更に「サイトも見やすいのかな?」と思わせることができ、クリックを促すことが出来ます。

 

ホテルの検索、予約サイトを利用するユーザーの気持ちとしては、

「安く泊まりたい」

「好みのホテルに泊まりたい」

「どんなホテルがあるのか調べたい」

「簡単に予約したい」

「今すぐ予約したい」

などを考えるのではないでしょうか。

そんな時、自分だったらどんな広告でクリックしますか?

 

「簡単検索」というワードが入っていると、「すぐに予約できそう」と思ってしまいますね。

さらに「50%オフ」、「最安値」と聞くとクリックしたくなります。

このように、ユーザーの気持ちになってみると、よりユーザーのニーズに合う広告文が作れるでしょう。

 

②ユーザーに行動を起こしてもらうフレーズを入れてみよう

例えば、「ご注文」、「お申込み」、「お見積」、「体験レッスン受付中」などユーザーが行動に移しやすい文言をいれると、ユーザーが興味を持ちやすいので、効果的です。

下の例だと、「予約」や「比較」がユーザーに行動を促していますよね。

 

★よくやってしまうダメなパターン

ダメなパターンとして一番多いのが「クリックをさせることを目的」とした広告文にしてしまうことです。自社で広告運営しているような企業で稀に見かけますね。どうしてもPVを見てしまうようです。(PVが悪いと怒られるのでしょうか?)

コンバージョンを目的としている場合には、単純にクリック率を上げるだけでは無駄クリックを増やすだけになりかねません。コストばかり掛かってしまいますね。

あくまでユーザーに広告をクリックさせることは、コンバージョン獲得のための通過点でしかないことを忘れないようにしましょう。

もちろん、目的が認知でクリック数を増やすために、リスティング広告を出稿している場合には当てはまりませんよ。

 

③検索キーワードをタイトル文に含めよう

ユーザーが検索したキーワードを広告文に入れると広告の質も上がります。

とくにタイトルに含むことで、ユーザーが探している情報に関する広告であることをアピール出来ます。

例えば、ユーザーが「横浜 ホテル」で検索した際に下のような広告文が出てきたら、ユーザーは「横浜のホテル情報が載ってる!」と思い、クリックし易いですよね。

 

もしタイトルに含められない場合、例えば「今は最大50%オフを一番訴求したい!タイトルの一つには50%オフ訴求の文言を入れたサイト名を入れたい」という場合などは、テキスト文の最初がわかりやすいでしょう。

テキスト文の最初はタイトルの後に目線が移る場所なので、おすすめです。

※○○:サイト名

 

★よくやってしまうダメなパターン

知名度があまり高くないのに、広告文、特にタイトル文にサイト名や会社名を入れてしまうことはあまり効果的だとは言えません。

ブランド力のある会社や有名なサイトでしたら、タイトルに入れることでクリックを促すことができます。

しかし、全く知らないサイトや会社名を見て、ユーザーはクリックをしよう!という気持ちになるでしょうか。

サイト名や会社名を入れておくことが悪いわけではないですが、その分の文字数で他のアピールをしたほうがユーザーにとってはわかりやすいです。

 

ここで確認!「価格」、「特典」、「限定サービス」を広告文に入れてない?

ユーザーに刺さりやすく、クリックをされやすくするために、「価格」、「特典」や「限定サービス」を広告文に含んでいる方も多いかと思います。

例えば、「初回限定0円」や「2月末まで限定割引」など、よく見かけると思います。

 

ただ、安易に「価格・特典・限定サービスを入れる」というのはじつはあまり良くない可能性もあります。

例えば「バイト 短期」という検索をした場合、このようにほとんど同じことしか書いておらず、差別化が出来ていません。

その場合、やはり基本に立ち返り、競合と比べて強みとなることを入れたほうが良いです。

価格・特典・限定サービスを入れて、他の広告に埋もれてしまったら、意味がないですもんね。

 

まとめ

初めはどの文言が効果的かわからないと思うので、ABテストをして、検証してみてください。

例えば、最初に価格訴求を入れたものと、価格訴求なしのものを配信します。

価格訴求ありの効果が良い!とわかったら、次の数日間で価格訴求ありのパターンで、更にパターンを分けて、会社名(サイト名)を入れたものと入れていないものの2パターンを配信します。

その結果、会社名(サイト名)なしの場合の効果が良かった、じゃあ次は…と、何度もABテストを行い、どんどん絞り込んで行くことで一番効果のある広告文ができていると思います。

特に自社の強みがいくつかある場合、どの強みが一番ユーザーに刺さるのか、をABテストしてみてください。

自分達では「ここが他社よりも強みだ!」と思っている点も、ユーザーとっては異なるかもしれません。

はじめから良い効果を出すことを狙うのではなく、徐々に最適化をかけていき、最終的に目標を達成できるように調整していきましょう。

 

 

 

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Livewire 編集部Livewire 編集部
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