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【Facebook広告】効果が出ないときは「基本」を見直そう!

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個人情報の不正利用が問題になっているFacebook、わたしたちが普段運用している広告費が主な収入源なんですよね。であれば最大限活用しなければ!ということで今回はFacebook広告についてです。突然ですが「Facebook広告を始めた配信当初はコンバージョンが取れていたけれど、次第に効果が落ちてきた…」なんてことありませんか??

実際にこれまで私が、クライアントからFacebook広告の効果を上げたいとのご相談を受けた際、このように段々と効果が落ちてきたというケースが多々見受けられました。

そこでFacebook広告を「どのように運用したら効果が出やすいのか」「効果を持続できるのか」、基本的だけど大切なことについて、実例も交えて書こうと思います。

 

よくある「失速」のパターン

Facebook広告を配信してみたが、効果が得られずにやめてしまった、というケースにおいて、特に多いのが下記2パターンです。

 

💀リターゲティング配信のみ行った💀

手っ取り早くCVを獲得したい!CPAを抑えたい!予算が限られている!などなど、事情は様々かと思いますが、配信が「リターゲティングだけ」というケースが多く見られます。

Facebookの閲覧はモバイルアプリがメインのためクッキーが集めにくいという問題もあり、オーガニック検索や他の広告からの流入が非常に多いサイトでない限り成り立ちにくいです。

当然ですが、サイトへの新規見込みユーザーの流入が少なければ、リターゲティング対象ユーザーも増えません。早々に見込みユーザーを刈り取り切ってしまい、その後に獲得数が落ちることが多いです。

 

💀ターゲット設定を変更せずに、ずっとそのまま配信している💀

「入稿してから配信セグメントを見直していない」というパターンです。Facebook広告は自動最適化が進むにつれて、配信されるユーザーが狭まっていく傾向があります(Facebookが考える見込みユーザーへ配信の絞り込みが行われる)。すると同じユーザーにばかり広告が配信されてフリークエンシーが上昇し、インプレッションやクリックは発生するもののCVは出にくい…という状況になってしまいます。

 

結局、対象とされるユーザー数に対して配信過多の状態(フリークエンシーの上昇)になってしまうことで、投下コストに対して思うような結果が付いてこない…というのが原因なのです。

 

重要なのは「3つのターゲット設定」&「クリエイティブ」!

コンバージョン獲得を目的としたFacebook広告運用において、有効な方法はいたってシンプルです。

「狙ったユーザーへ低単価でオーディエンス配信⇒リターゲティング刈り取る」

まずはこれに尽きます。当たり前なやり方ですが、とても重要です!

この基本を飛ばしていませんか??

 

プロモーション期間中は、あるいは期間の前半だけでも、ターゲティングが枯れないよう適度に新しい見込みユーザーへの接触を試みましょう。

これが出来ていないと、オーディエンス配信にしても、リターゲティング配信にしてもCV獲得状況は下降線を辿ることになります。

 

更に、クリエイティブに気をつかうこともポイントです。

これも基本ですが、クリエイティブはターゲットに合わせて選びましょう。ターゲットが男性なのか、女性なのか、はたまた20代の若者なのか、40代の子育て世代なのか…等々その属性によってマッチするクリエイティブは違います。

せっかくターゲティングのPDCAを回して精度を上げたとしても、クリックされにくいのではもったいないです。

効果が得られないと思ったら、まずはこれらを見直してみましょう!

 

<アカウント設計の基本>

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1.オーディエンス(属性・興味関心)

2.リターゲティング                × クリエイティブ

3.類似ユーザーターゲティング

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【実例】予備校様のアカウントでの設計・配信

実際に私が担当している予備校のクライアントで、例を挙げてみましょう。

 

前提として、広告の目的と成果地点は以下の通りです。

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・プロモショーションの目的:4月入学生の獲得

・成果地点:WEBでのお問い合わせ、資料請求、学校説明会など各種イベントへの申し込み

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■セグメントその1…オーディエンス

オーディエンス配信でのターゲット設定

  • 高校生・浪人生(該当校舎へ通えるエリア、17~19歳、興味関心:「大学受験」「高校生」)
  • 親(該当校舎へ通えるエリア、40歳以上、興味関心:「大学受験」「教育」)

 

(ポイント)予備校に通う生徒さんだけでなく、その親御さんもターゲットにすること!実際に親御さんからのCVも取れます!

クリエイティブは現役生に向けては「現役合格!」、浪人生に向けては「来年こそは!」というように訴求内容を変えました。

 

■セグメントその2…リターゲティング

リターゲティング配信でのターゲット設定

・サイト訪問ユーザー(過去180日)

 

(ポイント)過去180日(Facebookで設定できる最長の日数)にすること!

リターゲティング配信で狙うのはプロモーション期間に広告をクリックしたユーザーだけではありません。

このアカウントでは、過去にウェブサイトから模試の受験を申し込んだユーザーもリターゲティングで狙いました。そのユーザーが今年の入試に落ちてしまった場合、4月からの入学見込みはかなり高いですよね。そのため長期にわたってユーザーを溜めておきましょう。

 

 

■セグメントその3…類似ユーザー

類似ユーザーとは??

Facebookによって、特定のセグメント(ここではウェブサイト訪問者やコンバージョンユーザー)と興味関心や行動、デモグラ情報が似ていると判定されたユーザーのことで、それらを配信セグメントとして使うことができます。

 

これはオーディエンス配信と効果を比べながら配信していくとベストです!

人間が想定したターゲティング設定だけでは追いきれないユーザーにリーチすることができ、見込みのある新規ユーザーの取り込みが可能になります。

 

以上、「Facebook広告運用において基本的だけど大切なこと」をまとめました!

Facebook広告の効果が上がらず悩んでいるなら、まず基本を振り返ってみてはいかがですか??こちらの記事がお役に立てれば幸いです。

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この記事を書いた人
Livewire 編集部Livewire 編集部
Web、マーケティングに携わる方々へのインタビューを通して、ビジネスの背景やお考えをご紹介します。今後は、他の分野にも取材先を広げていく予定です!
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