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国内4大SNS広告の牙城を崩せるか!新規メディア「Snapchat広告」

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4大SNSといえば、「Facebook」「Twitter」「Instagram」「LINE」。これらの広告も大変な賑わいを見せています。しかし2018年~2019年にかけて、そこに割って入りそうなSNS広告が「Snapchat広告」です。

ところでSnapchatというものをご存知でしょうか?いま海外でとても流行しているアプリで、日本でも中高生の女性を中心に年々ユーザーが増えているソーシャルメディアです。今回はそのSnapchatとそれを活用した広告について、現在国内で有名なSNSメディアを絡めながらお話したいと思います。

Snapchat(スナップチャット)とは

「スナチャ」とも称されるこのアプリは、写真や動画を加工したもの(スナップと呼ばれる)や、メッセージを送りあうことが出来るアプリで、海外の若者を中心にとてつもない人気を博しています。最近では日本でも、有名人の方がSnapchatを使って撮影した動画をSNSに投稿するなど、国内での認知度も上がってきています。

現在、日本国内の正確なユーザー数は発表されていませんが、全世界のアクティブユーザー数で、SnapchatがTwitterを追い抜いたとも報じられ、毎日25億件ものスナップが送信されているというデータもあります。

写真や動画がメインとなるとInstagramに似ていたり、その他のメディアでも行うこと自体は可能です。ただ、それらとの最大の違いは、個人間でのやり取りがメインという点と、送られてきたスナップを最大10秒間までしか見ることが出来ないという点です。

他のSNSであれば、基本的にはSNS内での友達やフォロワーといった多数へ向けた投稿がメインかと思います。

また、写真や動画を投稿した場合、その人の投稿内容として残り続けるので、意図的に削除しない限りは消えることはありません。

しかしSnapchatの場合は、送り先を指定してスナップのやり取りをする、という使い方がメインになってきます

そして、送信者は10秒以内の好きな秒数を指定でき、受信者が送られてきたスナップを表示してからその秒数が経過すると、コンテンツが自動的に消滅してしまい、再表示することが出来なくなるという仕組みになっています。

送った写真が勝手に消える機能というのは他にはなかったまったく新しい特徴で、ユーザーからすると、この「消える」という点が、安心感や気楽さに繋がり、気軽にメッセージを送れる、ふざけた写真や動画も送れるメッセージアプリとして高い人気を誇っています。

現在、このSnapchat内で広告配信を行うことが可能で、弊社でも今年から新たに取り扱いを開始しています。イメージとしては「Instagramのストーリ」の合間に広告を入れることができると思っていただけると簡単でしょう。

今のSNS市場にこのSnapchatが加わることで今後さらに面白い変化が起きるような気がしています。

Snapchat広告

Snapchat広告の仕組みは、他のSNS広告と同じく、Snapchat内でターゲティング項目を指定して、ターゲットユーザーへ広告を配信する、というものです。

そこでSnapchat広告を使うメリットですが、まずメインユーザーが10代の若年層であるという点です。

従来はそのあたりの層へ広告配信をする際は、よくTwitterやInstagramが使われてきましたが、今後はそこにSnapchatが加わることで、より選択肢の幅が広がり、効果的な広告配信が可能になると思います。

またユーザー数がまだ他のメディアよりも少ないことで、Snapchat広告を重要視している企業は少ないと思います。その為、現段階ではまだ日本の企業があまり参入していない様な状況です。(管理画面はまだAll英語ですし)

それはつまり、競合他社がいない、ほぼ独占状態で広告配信を行うことが出来てしまうということなのです。

最近ではSNS広告が様々な業界・業種に認知され、多くの企業が同業他社と競い合いながら取り組んでいます。そんな中、競合相手なしで広告配信が出来るというのは、現時点での最大のメリットなのではと感じています。

Snapchat広告と今後のSNS市場

前述したように、現在のSNS市場は「Facebook」「Twitter」「Instagram」「LINE」この4つが、最も規模が大きくユーザー数が多いメディアです。ですが今後はそこに加えてこの「Snapchat」が加わりさらに市場が大きく盛り上がっていくと思っています。

個人情報の取り扱い問題でさまざまな議論がされている今、こんなときにポッっと火が付いた「Snapchat」が業界を席巻する。こんなことが起きる業界です。競合が少ないうちに是非検討してみてはいかがでしょうか。

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Livewire 編集部Livewire 編集部
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