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電力自由化って聞いたことあるけど…どうなの?

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電力自由化って聞いたことあるけど…どうなの?

今年の夏は全体的に涼しくて、暑くて溶けそう…という日が少なかったように感じます。夏が終わればすぐ秋が来て、冬が来る…今年の夏は電気代が節約できた方も冬の寒さには耐えられず暖房は点けてしまうのではなでしょうか??
 
私は毎年、冬の電気代は明細を見るたびに驚きます。。。跳ね上がる電気料金を抑える方法はないのか?ということで、2016年の電力自由化について調べてみました!

1. 電力会社のこれまで・・・

2016年4月、法律改正により家庭などに向けた電力小売りが全面自由化されました。
 
もともと、日本の電力の供給は、全国に10社ある地域ごとの大手電力会社によって行われてきました。「電気事業法(※)」と呼ばれる法律で参入規制が行われ、各地域の電力会社には小売供給の地域独占が認められてきました。
※電気事業法とは、電気事業のあり方やその活動の規制を行うための基本法
 
電気は、水道やガスと併せて生活に欠かせないインフラですが、地域ごとに決められた電力会社としか契約ができず(民間企業なのに!!!)、市場での競争がないことから、電気料金の価格は上がる一方。。。
 
そんな背景の中、エネルギーに関する規制緩和の提言が行われ、2016年の4月の「電力自由化」以降、さまざまな会社が電力を消費者に直接販売できるようになり、 大手電力会社もたがいに地域の枠を超えてサービスを提供し始めました。
 
技術の進歩による、小規模発電機の効率性向上、分散型電源の進歩などもあり、世界で進められている電力の緩和施策を、日本でも取り入れることとなったのです。

2. 日本よりも前に電力自由化をおこなった国…『イギリス』

イギリスでは1990年に電力自由化が始まっています。(段階的に進み、家庭用電力は1999年に自由化)
外資企業を含む新規参入が相次ぎ、競争が進むにつれて企業間買収やグループ化も進みました。
 
そのためにイギリスの電気料金は一時的に下がりました。
その後、天然ガス価格の上昇などで卸売価格が上昇した結果、小売価格はあがってしまいましたが。。。
イギリスでは約4割のひとが電力会社を切り替えています。
 
日本もイギリスと同じく、段階的な自由化が行われてきました。
 
2000年3月、電気を大量に使う大規模工場やデパート、オフィスビルなどの「大口顧客」向けの「特別高圧」契約が自由化されました。
 
その後、2004年4月からは中規模工場や、スーパー、中小ビル向けが自由化され、さらに2005年4月からは契約電力が50キロワット以上の小規模工場向けも自由化され、「高圧」に分類される契約はすべて自由化されました。
この時点で、自由化された部分の販売電力量は全体の6割となります。
 
残りの4割は家庭用やコンビニエンスストアなどの商店向けに販売される「低圧」として分類されている契約です。
2016年4月、電力自由化により「低圧」も契約が自由化されました。

3. 電力会社を変えるメリット

まず、大きなメリットは、電力購入の選択肢が広がることです。
東京電力など各地域の大手電力会社が独占的に電気を供給していた約7.5兆円の電力市場が開放され、家庭や商店などを相手にしたビジネスが大きく広がりました。
 
地域電力会社以外からも電力を購入することが可能になったため、購入先の選択肢が広がります。
 
つまり地元以外の電力会社から電気を買ったり、今までよりも安い電気を供給する電力会社に乗り換えたりと、一般の家庭でも電力会社を自由に選ぶことができます。
 
また、エネルギー関連企業以外にもさまざまな企業が電気事業に参入し、競争がおこっているため、料金が安くなったり、サービスが多様になったりする効果がでています。
 
例えば、電気料金の比較サイト『エネチェンジ』は、国内最大級の「電気・ガス代の見直しサービス」サイトで、各電力会社の電気料金の比較はもちろんですが、各会社で契約した際にキャンペーン設定されており、現金キャッシュバックやギフトカードプレゼントなどが行われています。
 
また、通信会社などが参入した場合には、電気と電話、インターネットなどのサービスを組み合わせたパッケージにした「セット割引」を行うなど、個別に契約するよりも安く提供出来るといったサービスも行われています。
 
電力自由化のもうひとつのメリットは、電気料金の設定が自由に行われるという点です。
 
家庭用などの「低圧」部分の電気料金はもともと、地域の電力会社が発電にかかるコストや人件費、設備の維持費用などの必要経費などを総合的に判断してはじき出し、国の認可を得て決定されていました。
 
しかし2016年以降、電力小売りが完全に自由化され、家庭向けも含めて料金の設定は電気事業者が自由に行うことができるようになり、経営体力や経営努力に応じて価格が決まるので、事業者ごとに料金やサービスに差が出てきており、事業者はいかに消費者に魅力ある料金体系やサービスを作り出すことができるかが問われることになっています。
 
中でも太陽光発電を中心とした再生可能エネルギー事業に取り組むLooopが電力自由化で家庭向けに「おうちプラン」というプラン名で電力販売を開始。業界唯一、基本料金が0円ということで大きな話題となりました。
 
株式会社Looop(ループ)は「電気も自然派でいこう。」というキャッチフレーズをもとに太陽光発電設備を自分で作成できる「MY発電所キット」シリーズなどを展開し、いま急成長中のベンチャー企業。
 
そんな電力業界の異端児?であるLooopが電力自由化PPS(特定電力事業会社)として参入した。「Looopでんき」の電気料金プランは、ポイントやセット割などはなく、シンプルに単価が安いことが特徴です。

4. 電気はほんとに安くなるの??

電力自由化について書いてはいますが、私はいまだ契約変更はできていません。。。
これを機に!と思い、エネチェンジのサイト内にあるシュミレーションを利用して現状からいくら安くなるのか見てみたいと思います!
 
生活状況:

  • 東京23区内で一人暮らし
  • 1Kに住んでます
  • 夏は家にいるとき(基本夜だけ)、寝るとき、冷房つけっぱなしです(27℃)
  • 浴室乾燥機使います
  • 洗濯は2日に1回
  • あとはみなさまと変わりない生活だと思われます

 

エネチェンジ - 郵便番号入力
郵便番号を入力します!次に⇩
 
 
エネチェンジ - 同一世帯の人数は?
一人暮らしなのでひとり…たまにだれか来るけど大体ひとり…
 
 
エネチェンジ - 生活の時間帯について
仕事で日中はいないで毎日、夜更かししてます。マツコ・デラックスさんの番組が好きです。(深夜帯が多い)
週末のお昼時は外出しています。(家にいられない)
 
 
エネチェンジ - ガスのご利用について
マンションなので…
 
 
エネチェンジ - いまの電力会社は?
契約変更していないので東京電力のままです…
 
 
エネチェンジ - いまのプラン名は?
次は料金を入力…一人なのに使いすぎだよね。。。
 
 
エネチェンジ - 今の電気代、または使用量は
これで入力終了!!どうなるのか…
 
 
エネチェンジ - 結果へすすむ



 
 
エネチェンジ - おうちプラン Looopでんき
一年間で777円の節約という結果になりました!
安くなるなら1円でも安いほうがいいですよね!
 
 
ちなみに、
3人家族で8月の電気料金を6000円にしたところ、以下となりました!
 
 
エネチェンジ - おうちプラン Looopでんき
一人暮らしよりも家族で住んでいるほうが節約になるようですね!
 
 
私もこれを機に、電気会社の契約を見直します!
ぜひ、みなさまもご自宅に合った電力会社を探して、電気料金の節約をしてみてはいかがですか??

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Livewire 編集部Livewire 編集部
Web、マーケティングに携わる方々へのインタビューを通して、ビジネスの背景やお考えをご紹介します。今後は、他の分野にも取材先を広げていく予定です!
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