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リスティング広告のキーワードの選定方法

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リスティング広告のキーワードの選定方法

リスティング広告を配信する場合、キーワードの選定は非常に重要です。
なぜならキーワードの選定=ターゲットの選定だからです。
 
ここで誤ったキーワードを選定してしまうと、ニーズの異なるユーザーに広告が配信されてしまい、無駄な広告配信となってしまいます。
 
そうならないために、適切なキーワードを考えましょう。

キーワード選定の考え方

1. 5W1Hを基に考える

Bigワードと呼ばれる、軸となるキーワード(検索ボリュームが多いワード)を中心に5W1Hを基本とした周辺のキーワードをピックアップしていきます。
 
キーワードマップ
 
必ずしも5W1Hに当てはまるわけではないのですが、キーワードの考え方として、念頭に置いておきましょう。

2. Webサイトからキーワードを持ってくる

プロモーション対象のWebサイトからキーワードを持ってきます。
ほとんどのWebサイトがユーザーのニーズに沿った、わかりやすい構成で出来ています。
 
「Spiral Market」画面キャプチャ
 
例を出して、考えてみましょう。
 
こちらのサイトは、「Spiral Market」というお店のオンラインストアです。
 
オンラインストアはだいたいサイト内にカテゴリーがあります(このサイトでは画面左側にカテゴリー一覧があります。)
「テーブルウェア」「アクセサリー」などの大カテゴリーの中に「ピアス」「ネックレス」などの小カテゴリーが分けられています。
 
このカテゴリーがそのままキーワードとして使えます。
また、ピアスのカテゴリーのページに入ると…
 
「Spiral Market」カテゴリページ
 
ピアスのブランドや商品名、価格などが載っています。
この辺りもキーワードを洗い出す際の参考に使用することが出来ます。
 
次はこちらの「リクルートスタッフィング」を見てみます。
 
「リクルートスタッフィング」画面キャプチャ
 
こちらのサイトは、専門職の求人紹介サイトです。
 
ここではトップページに載っている「業界トップクラス」、「未経験OK」や「紹介予定派遣」はユーザーのニーズに合ったワードとわかるので、キーワードとして入れてあげると良いでしょう。
 
「リクルートスタッフィング」公開中のお仕事検索
 
また、「公開中のお仕事検索」を開くと、条件を検索することが出来ます。
このあたりもユーザーが検索するであろうワードが並んでいるので、参考にしやすいです。

3. キーワードツール・サジェスト機能を使って、キーワードを洗い出す

Google AdWordsキーワードプランナー

Google AdWordsにログインし、「運用ツール」をクリックすると、キーワードプランナーというツールがあります。
 
「キーワードプランナー」画面キャプチャ
 
キーワードプランナーは任意のキーワードを入力することで、そのキーワードの検索ボリュームや関連性のあるキーワードが選出してくれます。
 
また、WebサイトのURLを入力し、サイトに関連性のあるキーワードを選出することが出来たり、地域や言語を指定することなど出来ます。
 
「キーワードプランナー」画面キャプチャ

Yahoo!スポンサードサーチ キーワードアドバイスツール

Yahoo!スポンサードサーチでもGoogle AdWordsと同じようなツールを提供しています。
Yahoo!スポンサードサーチにログインし、アカウント内にある運用ツール内にキーワードアドバイスツールがあります。
 
「キーワードアドバイスツール」画面キャプチャ
 
基本的にはキーワードプランナーと同じですが、キーワードアドバイスツールは地域・言語の設定が出来ない仕様になっています。
 
「キーワードアドバイスツール」画面キャプチャ

サジェスト機能を使用する

サジェスト機能とは、検索エンジンでキーワードを入力した際に、入力候補を自動で表示させる機能です。
 
「サジェスト機能」画面キャプチャ
 
検索窓にBigワードを入力し、サジェスト機能で入力候補を見ると、実際にユーザーが検索しているキーワードやフレーズが表示されます。
 
これにより、ユーザーのニーズを確認することが出来ます。
 
また、このサジェスト機能をツールとして提供しているサイトもあります。
例えば、「グーグルサジェスト キーワード一括DLツール」ではGoogle検索のサジェスト機能で表示されるキーワードの候補を1度に表示してくれます。
 
今回はGoogleバージョンを紹介しましたが、Yahoo!やAmazon、Youtubeなどのサジェストツールもあるので大変便利です。
 
「グーグルサジェスト キーワード一括DLツール」画面キャプチャ

キーワードの生成

次に実際に入稿する際に必要なキーワードの生成をします。
 
今まで洗い出してきたキーワードを同じ要素のキーワードで一括りにして、グループ分けをします。
そして、軸となるBigワードと掛け合わせ、キーワードを生成していきます。
 
キーワードのグループ分け
 
例えば、「通信制高校」の場合だと、
 
高校中退:高校中退、中退、退学…
勉強:勉強、学習、通信学習…
試験:試験、テスト、受験…
 
このように同じ意味や似た意味のものを1つのグループとし、Bigワードとその他のワードを掛け合わせて、「通信制高校 高校中退」「通信制高校 勉強」のようなキーワードを生成します。
 
また、生成したキーワードを更に他のワードと掛け合わす場合もあります。
(上記の表は例なので、実際にはもっと多くのキーワードを生成します)

まとめ

キーワードの洗い出しに没頭していると、どうしても狭い視野で物事を見てしまいがちです。
 
その場合、一度休憩を取ったり、一晩寝かせてみてください。
対象のビジネスを一歩引いて見ることができるかもしれません。このように広い視野を保ち、自社の商材を一歩引いた目線で見返すことが必要です。

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Livewire 編集部Livewire 編集部
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